信用取引に関する指標・相場
信用取引では、取引に関する様々な指標があります。また、そうした指標は株式相場に対しても大きな影響を与えることがあります。信用取引に関する指標・相場では、代表的な信用取引の指標や、信用取引に起因する様々な相場現象などを解説していきます。
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信用取引と関連が深い指標
以下では、信用取引に関連する指標を紹介していきます。どれも重要なもので、信用取引はしないという方であっても、理解しておけば相場の動きに対する理解が深まります。
信用残(買い残・売り残)
信用残とは、相場における信用取引の買い(買い建て玉)と売り(売り建て玉)の残(決済されていない分)を示すものです。相場の状況や投資家の投資心理の状態を知るための指標として広く利用されています。相場全体だけでなく、個別株の信用残も同様に重要な指標の一つです。
貸借倍率
貸借倍率(たいしゃくばいりつ)とは、信用取引における買い残と売り残の数量の残高比を倍率化したものです。1倍より大きい場合であれば買い残>売り残であり、1倍より小さい場合売り残>買い残となっています。
回転日数
回転日数(かいてんにっすう)とは信用取引を行い新規に買い建て(売り建て)をおこなった投資家が平均して何日で反対売買・現引き・現渡しなどでポジションを決済したのかを示すものです。短いほどより売買が活発で、長いほど活発な取引はおこなわれていないということになります。
信用期日
信用期日とは、信用取引の決済をしなければならない期日。制度信用取引の場合は最長6ヶ月となっているので、建てた玉は半年後には利益がでていようと損が出ていようと処分しなければなりません。一般に相場に活用する場合はしこり玉の多さ、諦めの反対売買という意味で使われる場合がほとんどです。
信用取引と関連する相場現象
信用取引と関連する相場現象では、信用取引が起因となって発生する相場現象について解説していきます。
踏み上げ
踏み上げは信用取引の中でも最もメジャーな相場現象の一つです。空売りをしている投資家が損失に耐え切れずに売り建て玉を買い戻す連鎖により買い戻しが買戻しを呼んで相場がより高くなるという現象です。
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