信用取引の売買手数料で証券会社を比較
信用取引の場合、手数料は現物株と比べてかなり安く設定してある場合が多いです。もちろん、信用取引で有利に運用するためには手数料は安いに越したことはありません。超短期の投資(デイトレードやスイングトレード)をする場合でしたら、この手数料の安さを第1に考えるべきかと思います。
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信用取引における取引手数料について
まず、信用取引における取引手数料は、現物株取引と比較して非常に安くおさえられている場合が多いです。これには大きな理由があります。大きくは以下の三つです。(証券会社から見た場合)
(1):信用取引は取引金額が大きくなるので、率は小さくても収益がでる
信用取引の場合は現物株取引よりも取引金額が大きくなりやすいです。そのため、現物株取引よりも手数料の率が低くても、証券会社から見れば収入が確保できるとい理由です。
(2):信用取引は売買頻度が多くなりやすいので、売買回数が増える
信用取引は基本的には期限がある取引ですので、長期投資はありえません。基本的には半年以内の短期取引となりますので、その分売買回数が多くなりやすく証券会社からみれば手薄料率を下げても収益が得られるという理由です。
(3):手数料以外にも「信用金利・貸株料」などの収入がある
最後のこの3番目が個人的には最も大きいと思います。信用取引をおこなう場合に発生するコストに信用金利や貸株料がありますが、これらの収入が入るため、取引手数料を下げても十分な利益になるのです。かりに、(2)のように売買回数が少ない場合でもポジションの維持にコストがかかるため、証券会社からみればどちらでも利益になるというわけです。
信用取引の取引手数料で証券会社を比較・ランキング
上記で挙げたように、信用取引における手数料率は非常に小さいので、比較するほどの意味はありません。ただし、短期での売買を頻繁にするので、金利や貸株料よりも手数料を重視したいという方もいらっしゃるでしょう。
以下は、取引手数料の安さでネット証券の信用取引をランキングしています。(制度信用取引の場合で比較しています)
以下手数料はすべて「税別」とさせていただきます
証券会社名 | 手数料比較 |
コメント・評価 |
1位:SMBC日興証券 | 無料 | SMBC日興証券はダイレクトコース(オンライントレード口座)なら信用取引の取引手数料がなんと「無料」に設定されています。
これは非常にお得でおすすめ。 |
1位:ライブスター証券 | 無料 |
SMBC日興証券同様に、信用取引手数料は無料となっています。コスト重視派には一押しのネット証券ですね。 |
3位:岡三オンライン証券 | 条件により無料。 |
手数料は安いです。また、月間の取引額に応じて手数料が安くなるシステムとなっており、月間に20億円以上の取引があれば、翌月から3ヶ月間は手数料無料となります。 |
4位:GMOクリック証券 | 10万円まで:97円(税込) |
取引金額が大きい方、アクティブな投資をする方にオススメのネット証券です。 |
5位:SBI証券 | 20万円まで:135円 |
バランスの取れたネット証券です。信用取引の場合は取引金額50万円以下というはあまりないでしょう。つまり、取引一回あたりのコストは378円ということになります。 |
6位:大和証券 | 50万円まで:150円 |
大手証券の大和証券です。取引手数料は非常に安いのが特徴で、SBI証券といった手数料が格安の証券会社と比較してもそん色はありません。また、金利面では非常に魅力的で全証券中No1クラスの金利コストとなっています。 |
7位:楽天証券 | 10万円まで:90円 |
SBI証券と同じく上限手数料が472円と劇安です。条件でいえばSBI証券よりもわずかに高いですが、ほとんど大差は無いといった感じでしょう。あとは、サービス面での違いなどで考慮できる水準だと思います |
注意)調査日時点での数字となっています。証券各社の判断により当然変更はありますので、正確な数字については各公式ホームページで必ずご確認下さい。
信用取引おすすめ証券会社
証券会社ごとのスペック比較などは「信用取引におすすめの証券会社比較ランキング」をご覧ください
ライブスター証券 信用取引手数料は一律84円(300万円超なら無料)と安いうえに金利水準もかなり低いです。また、口座開設から約2ヶ月間(40営業日)は信用取引をはじめ、現物取引、日経225先物・mini・オプション取引の取引手数料が無料となっています。 |
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SMBC日興証券 SMBC日興証券の特徴はネット取引の信用取引手数料が「無料」となっている点です。取引手数料が無料なのでアクティブな信用取引に最適です。信用取引にお勧めの証券会社。 |