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委託証拠金率には余裕を持つ

信用取引を始めると「投資可能額(投資余力)」について、まるで自分自身の投資可能資金のように思ってしまいがちです。例えば200万円の元本で650万円の投資が可能であっても、その650万円はあくまでも「証券会社から借りる資金」なのです。しっかりと委託証拠金率に余裕を持たせることが余裕ある投資を生み、追証の発生リスクを抑えることにもつながるのです。


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証拠金率に余裕をもった投資をする

まず、基本的に証拠金率として30%まで可能な証券会社の場合、投資元本のおよそ3.3倍の取引が可能になります。しかし、投資ができるということと、投資しても良いというのは別々に考えるべきです。限度一杯に買っておくと、その後の投資に制約がでるだけでなく、値下がり(空売りの場合は値上がり)などで一気に追証発生にまで持っていかれやすいというリスクがあるのです。
こうしたリスクをさけるためにも、証拠金率にはかなり余裕をもった投資をすることをおすすめします。私は個人的な基準として玉を建てる場合には、維持率が50%を下回らないように気をつけています。

追証までの余力!「信用余力」はチェック

信用余力とは、あといくら元本(委託証拠金)が毀損した場合に追証が発生するかの目安を示したものです。例えば、信用余力が20万円と表示されている場合はあと、20万円委託証拠金が下がったら追証ですよ!という意味になる。
ちなみに、委託証拠金が下がる原因としては
・投資建て玉の損失(損失分が委託証拠金から控除)
・代用有価証券の損失(損失分の80%が控除される。代用掛目が80%の場合)

また、類似の用語に「信用建余力」「新規信用建余力」などの言葉があるが、こちらは現在の証拠金から換算してあと幾ら分なら新しく建て玉を建てることができるのかを示したもの。

 

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