信用口座を作ることで使えなくなるサービス
実は信用口座を開設してしまうと、委託証拠金(担保)の関係性から利用できなくなるサービスがあります。代表的なものとして「MRFサービス」と「貸株(預株)サービス」と呼ばれるタイプのサービスがあります。ここではなぜ利用できなくなるのか、またその回避法について解説します。
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信用口座となることで、以前の口座と変わること
普通、信用口座を作るとき、証券総合口座から信用口座の切り替えとなるのが一般的です。(現物株取引をしていた証券会社に信用口座を作るとき)
その場合にはいくつかの点が総合口座の場合と変わってきます。具体的には以下のサービスが利用できなくなります。
・MRFが利用できない
証券会社の総合口座にお金を入れておくと、証券総合口座では通常MRFの買い付けをおこないます。MRFとは、超短期・安全性が極めて高い投資信託となっており、証券会社の預金代わりに使われています。このMRFは投資信託の一種ですから、少しですが金利(分配金)が付いてきます。(詳しくは「MRFとは」のページを参照)
一方、信用口座を作った場合には、MRFではなく単なる「預かり金」扱いとなります。この場合預かり金には金利が付かないため、わずかにもったいないことになります。
この回避策として「SBI証券」と「住信SBIネット銀行」の両方に口座を開設して、住信SBIネット銀行の「ハイブリッド預金」を使うという方法があります。詳しくは「SBI証券の比較」のページを参照してください。
・貸株サービスが利用できない。
最近一部のネット証券などで提供されている「貸株サービス」については、証券会社に保有する現物株株券を貸し出してその代わり、金利を受け取るというサービスですが、信用口座の場合現物株は基本的に代用有価証券として投資家個人に帰属しておく必要があるため利用できません。仮に利用中だった場合にはこのサービスは停止されてしまいます。こちら、対応できるようになってみたいです。SBI証券とカブドットコム証券で確認済み。
回避方法としては、もしも、貸し株サービスを利用したいのであれば、信用口座を別の証券会社に作るという方法しかありません。
マネックス証券は不明ですがHPを見る限り、使えないかもしれません。
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