一般信用取引で証券会社を比較
一般信用取引は、統一的なルールで運用されている制度信用取引とは異なり、証券会社が個別にルールやサービス内容を決めている信用取引です。
近年では各証券会社も差別化の一環として一般信用取引の取り扱いをしています。一般信用取引は多くの場合で、投資対象銘柄が豊富であったり、期限が長かったりと使い勝手もあります。また、一部のネット証券では、一般信用取引での空売りも可能です。
特に、この一般信用取引での空売りは株主優待などのタダ取り(つなぎ売り)で利用する人が多く人気を集めています。
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一般信用取引の特徴
これまで「信用取引」という場合には、証券取引所がルールを定めている「制度信用取引」におけるを中心に解説してきました。しかし、最近では、多くのネット証券が一般信用取引も可能にしています。一般信用取引の特徴自体は「一般信用取引とは」のページで詳しく解説をしているのでそちらをご覧下さい。
大雑把に説明すると様々なルールを証券会社が独自に定めているタイプの信用取引です。取引可能な銘柄が制度信用取引よりも多かったり、弁済期間が制度信用取引よりも長かったりします。
一般信用取引の注意点
一般信用取引は、通常の制度信用取引よりも弁済期間が長い、取引銘柄数が多いなどの理由で、一般信用ばかりを選ばれる方もいらっしゃいますが、一般信用取引の場合、制度信用取引と比較して信用金利などの金利コストが高めに設定している場合が多いので、特別な事情が無い限りは基本的には制度信用取引を使い、どうしてもという場合に一般信用取引を使うのがオススメです。
現物株+一般信用取引での空売りで逆日歩リスクをなくして株主優待をゲット
よく利用されている(?)投資テクニックとして、ある株主優待銘柄を「現物株で買い」「信用取引で空売り」というつなぎ売りのポジションをとることで権利落ちによる株価下落を空売りでカバーした状態で「株主優待だけをゲットする」という投資方法があります。
「1日だけ株主になって株主優待だけをタダでゲットする方法と注意点」などでも紹介されている通りメジャーな方法といえるでしょう。
一方で同じことを考える人が増えれば増えるほど、空売りでの逆日歩リスクが増大します(信用売り残が急増するため)。実際に株主優待のタダ取り取引が原因とみられる高額逆日歩の事案も多数発生しています。
一方で、制度信用取引ではない一般信用取引には「逆日歩はありません」。そのため、一般信用での空売りが可能な証券会社は株主優待投資にとってもお勧めです。
一般信用取引で証券会社を比較・ランキング
以下では、管理人がおすすめする各ネット証券の一般信用取引を紹介します。
証券会社名 | コメント・評価 |
カブドットコム証券 | 最大の特徴は「一般信用取引」で空売りができるという点です。空売り可能な銘柄数も多いので、制度信用取引では空売りできないような銘柄も空売りが可能です。 |
SBI証券 | カブドットコム証券と同様に一般信用取引において空売りができるようになりました。株主優待を提供している会社で一般信用で空売りが可能な銘柄をまとめていたり、検索したりできる機能も備わっているので優待投資家の方には特におすすめです。 |
注意)調査日時点での数字となっています。証券各社の判断により当然変更はありますので、正確な数字については各公式ホームページで必ずご確認下さい。
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